伝統構法の家

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伝統構法とは

日本の伝統的な木組みの建築構法です。「木」と「木」を組みあわせ、金物を使わず、構造架構「木組み」そのもので家を建てるという伝統的なやり方です。寺社仏閣といった木造建築に用いられ、木組みの見た目の美しさもさることながら、耐震強度・耐久性・メンテナンス性など優れた点がいくつもあります。

しかし、現在 建築されている木造軸組み構法住宅のほとんどは在来構法であり、伝統構法は1%程度しかありません。確認申請などに通常よりも時間がかかったり、建築工期そのものも少し長くなります。しかし、最大の原因は、こういった建築技術をもつ大工職人が少なくなっている事、手間のかかる仕事を施主様に薦めてこなかった事だと思います。

尾上組は、伝統的な大工職人の仕事を継承していくために、伝統構法の魅力をお伝えしていこうと考えています。

【特長その1】石場立(いしばだて)

石場立
柱の根元をアンカーボルトで緊結せず、束石の上に乗せる構法。束石構法とも呼ばれます。
普段は、建物そのものの重みで安定しています。地震の際、地面が揺れても、緊結していないため建物だけが滑るように揺れを吸収し、受けるダメージが少なくなります。
基礎に緊結している建物では、受けるダメージは さらに大きくなると考えられます。

【特長その2】通し貫き(とおしぬき)

通し貫き
木材を水平に貫通させくさびによって柱と貫を固定させます。地震の揺れを吸収させる役割を持ちます。
大きな揺れになると、筋交いは外れてしまったり、折れてしまったりすることがあります。

【特長その3】込み栓(こみせん)

込み栓
鉄製のくぎのかわりに使う、木製の栓。
金具を使う場合より、地震など外部の力が加わっても復元力が強いのです。

伝統構法は長寿命

伝統構法は長寿命を可能にする建築方法です。構造上、メンテナンス性が高く、修繕しながらで約300年は持たせたいと考えております。
日本の木造建築・寺社仏閣が古くから残っている事実を思えば、300年も大げさな年月ではないはずです。

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