模型 上棟

伝統構法

材料の墨付け

 

無垢材

 

 

刻み加工

 

 

 

 

無垢材

 

 

胴差し (横架材)

 

 

 

 

 

石場建て

 

 

伝統構法

 

 

石場建て

 

 

岡山現場のY様邸新築工事が始動しました。

まずは、模型つくり。

模型を作ることで良いことが、いくつかあります。

まず、施主さんへの説明、理解が容易。

大工が必死で構造を説明しても施主さんは、うまく理解できていない。と感じたことがきっかけでした。

模型を作ってみると気付くことがあります。

縮小模型とはいうものの、触ってみれば構造の強度がよくわかります。

縦に押したり、横に押したり。  引き倒し実験でもすると良いかも知れません。

 

 

 

伝統構法石場建て

 

 

IMG_20160204_070543 - コピー (2)

 

 

伝統構法

 

 

伝統構法

 

 

石場建て

 

大黒柱のある、石場建てで、僕がやってみたかった置き屋根(空気断熱)を採用する予定です。

 

今年は、尾上組にとって、創業100年の節目の年で、100年前と同じ構法。。。

進歩がないのか?

いやそうではない。

戦後、物づくりは工業化され、それによって経済は飛躍的に成長しました。

世の中にはモノがあふれ、贅沢三昧の暮らし。

コンビニが立ち並び24時間営業の店舗は珍しくない。

便利になり過ぎて、昔とは全く違った暮らしになりました。

しかし、良いことばかりではないと思います。

医学も進歩し、寿命は年々伸びているが生活習慣病も増加。

考えることが少なく、情報が飛び交い余計な悩み事が多い?

スイッチONで、お風呂が沸き、洗濯も突っ込むだけで乾いて出てきます。折りたたみ機まで・・・?

 

僕が子供の頃(30年前)は、五右衛門風呂に入り、洗濯板で、手洗いは普通。

ほんの30年前です・・・

かまどで飯を炊き、囲炉裏で汁を煮る。  何ともいいではありませんか。

さすがに毎日となると僕も耐えれないとは思いますが、そういう暮らしを理想とする方はいます。

忘れかけた生活の知恵や健康にいい建築を取り戻す時期に来ているのではないか?

もうゴミ(産業廃棄物)を出す建築はいらないのです。

このまま省エネ住宅(工業製品主流の住宅)が建ち並ぶと、そうなりかねません。

地球も病気になってしまうではないでしょうか?

 

古き良き日本の生活スタイルを取り戻すスタート年にしたく伝統を重んじながらますます古臭く

行きたいと考えています。その中には進化があることを確認しに来てもらえるよう情報発信していきます。

 

話がまとまりませんが、今後もお付き合いよろしくお願いします。

 

 

 

凍結注意

大寒波襲来

福崎の気温は-を大きく下り一時は「-6℃」を記録(車載温度計)していました。

 

 

伝統構法

僕は夏より、冬の方がましなのですが、

ここまで来るとさすがにこたえます。

作業場では、薪ストーブの近くに材料を寄せて

模型つくりに励んでおります。

 

 

 

この、寒波によって水道管の破裂事故が複数発生しており尾上組設備部もあわただしく動いております。

うちの事務所でも同様の現象が起こり床が水浸しになってしまいましたので、昨晩はチョロチョロと蛇口

を解放して水を出していたのですが、効果なし。

伝統構法 伝統構法

 

 

 

 

 

 

 

チョロチョロ水も氷柱状態

 

 

 

 

 

また、破裂しないだろうか?心配。

解け出したころが危険なのか?破裂現象は昼前でした。

仕事に出かけた後の破裂事故なら大変ですので、みなさんお気を付け下さい。

特に心配なら、外にある水道メーター(大体は地面に埋まっています)を閉鎖することをお勧めします。

 

バケツにはった氷も氷山の様に隆起していました。この膨張作用で水道管を破裂してしまうのです。

関西では、寒冷地仕様にはなっていないので、致し方ないのかもしれませんが、お気を付け下さい。

 

 

伝統構法

 

 

最後に、見学会来訪者への御土産造り。  三本組み木。

 

3月最終の土・日を利用し加古川町で完成見学会を開催予定しています。

伝統構法建築に興味のある方のご参加よろしくお願いします。

 

 

初売り

初売りの市場に行ってまいりました。

昔ほどのにぎわいはなく、競りにも各社なかなか手を出さない。

チリ紙の様な値段なのですが・・・

僕は、少しだけですが売り上げに協力しましたが、さあー何に使おうか?

 

 

 

伝統構法

 

 

カウンター材を探していたんですが、欲しいものが見当たりません。

杉ならあるんだけど、桧の長材がねーー。

あまりたくさん在庫を抱えるのは危険なので、ほどほどにして帰りました。

 

 

そんなことより、福崎町にも初雪が降りまして、それも結構。

 

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不慣れなことなので、どの車もよちよち走行ですが、さすがに軽トラの四駆は走りが違います。

調子に乗って、事故しても、かっこ悪いので安全運転・安全運転

来週も寒くなりそうなので、みなさんお気を付け下さい。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

今年の正月は気温が高く、雲もなく、ポカポカ陽気でございました。

雪の降る気配は全くありませんね。

しかし、来週からは寒波が来るとの予想です。

 

この休みの間に淡路に出かけまして、ついた宿の窓を開けましたら、僕のやってみたい屋根

置き屋根(空気断熱)の次ですが、草屋根(屋上緑化)が広がっていました。

 

 

屋上緑化

 

 

草屋根

 

自然にやさしく、というよりは自然そのもの。

施工上、課題は多いですが、やれないことはないと思います。

土断熱になるので、かなり断熱効果は期待できると考えております。

あと、季節により、草の色が変色して、目で季節を感じられるのではないでしょうか?

日本人特有?の美的感覚ですかねー。

 

帰りに、申年という事で、サル山によってみました。

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僕的には、富士カラー からの おサルさんが気に入ってシャッターを押しました。

野生で生きるサルの様にたくましく本年もやっていきます。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

土壁の家

寒さがピークになる前に、土壁が施工できました。

現場は加古川なので、さほどの冷え込みはないとは思いますが、土壁やモルタル(コンクリート)は、

水分が乾燥するまでは気候に注意が必要です。

というのも、乾燥の途中に水分が凍ってしまうと土壁の耐力がなくなりバラバラと落ちてきます。

それは絶対に避けなければいけません。

半年以上も寝かせた土壁で、藁が腐り、つなぎの役目を発揮しています。

良い粘りのある土に仕上がりました。

 


伝統構法

 

 

土壁

 

 

写真の様に専用のポンプで運びます。

もちろん昔はこのようなものは、ありませんので、てったい(半人前)がバケツで運んでいたそうです。

たいへんな仕事です。 この時代に生まれた僕たちには、過酷な作業です。

おそらく一日持たないでしょう。

てったいとは呼びますが、てったいの中でも親方がおったそうで、位もかなり高かったと聞きました。

一軒の家を建築するという事はいろんな職人が携わりますので、大工棟梁としては職人の選定が大事です。

信用できる職人さんを集めてやっています。

 

 

健康素材

 

 

藁は寝かしの段階で溶けてなくなっていますのでここでも藁を混ぜました。

押し切りという古い道具で藁を切ります。

古い道具は大事に取り扱わないと壊れたら直すのが大変です。

 

 

自然素材

 

 

 

これで、乾燥するまで、しばらく現場を離れることになります。

この土壁が、呼吸する家の大要素になります。  完全健康住宅です。

 

 

ダイニングテーブル製作

家具 家具 テーブル

 

 

大工が作る造作家具

今回は、ダイニングテーブル

 

殺し割楔 叩き込むと壊さない限り

外れません。

 

 

 

割楔

 

込栓・鼻栓が使いにくい(ホソが短い)

場合の締め方

 

 

 

 

一枚板では困難(巾90㎝)なので

込栓で四枚をつなぎ真ん中に五枚目

をはめ込みました。

 

 

木組み 木組み

 

 

足は桧

その他は地松

釘・ボルト不使用

伝統構法建築と同じ仕口で造りました。

 

 

 

 

 

最近はまっている鼻栓

 

 

 

 

 

 

 

 

構造見学会のお知らせ

           

                  伝統構法の構造見学会随時開催

 

 

伝統構法

 

 

木組み

 

 

無垢材

 

 

土壁

 

 

伝統構法

 

 

継手

 

 

今では、珍しく工場で手刻み。

伝統構法は、プレカットでは不可能です。

伝統大工の技術が吹き込まれ木材の

特性をフルに引き出します。

 

 

 

 

刻み

 

 

来年創業百年の尾上組は、これからも伝統構法

建築を追求し続け、先人大工の教えを引き継い

でいくことを使命と捉えています。

 

 

 

 

 構造見学会、随時開催中  加古川町中津

            お申込み   TEL 090-2352‐5465  四代目尾上まで。

詳細地図は、申込時に添付致します。

 

 

荒壁  竹下地

上棟 屋根仕事が終わり、壁下地(竹木舞)が始まりました。

 

 

土壁

 

最近は、5時には暗くなってしまいますから、投光器の出番。

外から見ると、ライトアップのようで木組みが浮き出て、イケてませんか?

住宅街では、こんな壁下地をかくような物件は、まず無いでしょう。

田舎でさえ、土壁は、絶滅しかけています。ほんの、半世紀前までは、ごく当たり前の光景だったのですが・・

 

土壁の効果

① 梅雨時のいやな湿気を除去(乾燥時期は放出)

② 室内空気の浄化

③ 断熱(塗り厚60mm~80mm)

④ 耐火(1,000度)

⑤ 蓄熱

⑥ 美観の良さ(真壁造りは日本の伝統文化)

伝統構法建築には、欠かせないものです。特に播磨地方では。

木と土の家・尾上組では土にもこだわり、土壁プールで土を寝かせます。

 

 

土壁

 

 

寝かすことで、藁が腐りつなぎの役割をし、土壁に粘りを持たしています。

ゆっくり・ぼちぼちの建築ですが、その分手間暇をかけ、しっかりした家になります。

工期 最低半年ですが、しばしお待ちください。

そもそも、家つくりは焦るものではないと考えています。

祝 上棟

                   祝 上棟

秋晴れの吉日に棟上げ(上棟式)が、とりおこなわれました。

どんな、棟上げでも、毎回、緊張・冷や汗の連続です。

3か月間、みっちりと刻み(構造材の加工)をして、その日を迎えるわけですが、ミスなく、すべての

部材が収まるまでは安心できません。

伝統構法建築の仕口は何百もあり、そのすべてが意味を持ちます。その一つ一つが耐力を分け合って

受け持ちます。

毎回、より複雑になって、組みにくさも、いままでで、一番でした。

墨付け段階では、想像できなかったことも、いくつか出てきて次回の課題になります。

毎回、これで良しと、棟上げに挑むのですが、伝統構法は奥深いです。ゆえに、面白いです。

石場立

伝統構法

足固め

大きな梁

大黒柱

大きな梁

楔

木組み

上棟

ウール 自然素材

上棟

なんとか、晴れの続いている間に大屋根の雨仕舞が出来ました。

今回、初めて採用したのが、施主さん希望の断熱材(ウール)です。

今まで、ウレタン(45ミリ)を使ってきましたが、より自然素材にとの思いですね。

工業製品を多用し資源の無駄使いが当たり前?の時代に我々は、さからっていかなくてはいけない。

伝統を守るとは、こういうことも、当然のことではないか?と考えております。

伝統構法を理解し、大きな財産である家を施主さんと共に建築できることに感謝いたします。

興味のある方は、ご案内致します。   TEL 090-2351-5465  四代目 尾上まで。

完成見学会を開催します。

4月に棟上げされた高砂の家

礎石の上にポンと載っている伝統構法建築です。

木と土で仕上げられ正真正銘の自然素材のみで建てられています。

 

201501311701

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201505091124

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201505051546

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201505101002

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201505151142

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201505281744

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201506111637

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木組みにより構築し土壁を塗り上げる。

つい30年ほど前までは、ごく当たり前に

されていた構法です。自然素材を多用する

ことで、健康で長寿命な建築です。

古き良き日本の伝統建築を受け継ぐことが

尾上組の使命と捉え、ゆるぎない信念で

取り組んでおります。

 

 

 

四季のある美しい日本に住まうには、この伝統構法建築は、最適です。

見学・体験してみて下さい。

 

駐車場が少ないので、希望される方は、ご連絡ください。

TEL 090-2352-5465   四代目  尾上までお願いします。