最新の更新とおしらせ

タイコ梁の造り方伝授
台風一過とはならず、蒸し暑さ継続中です。 この台風は思いのほか、被害は少ないように感じましたが、西日本大水害の経験や安部総理が 警戒を呼び掛けていた事もあったのか? やはり準備をしていれば、被害も最小限にとどまるのかな? […]

風景に溶け込む伝統構法の家 上棟
灼熱の炎天下の中、また一つ伝統構法建築の棟が上がりました。 上棟の写真を順番に見てください。 […]

ふのりで紙巻 昔は家族総出でやってました。 現在復活中
炎天下の基礎工事が、終わりまして、仕上げ段階です。 土壁を施工するので汚れ防止と、長期工期に備えて、日焼け止の意味もあります。 クラフト紙をふのり(海藻)で巻いていきます。 &n […]

独自製法の棚板造り
今日は、休日返上で棚板造り。 いつも通り、接着剤なしの無垢板です。 幅400㎜なので、一枚板では、反りや割れの危険があるので、二枚の剥ぎ合わせです。 出来上がりは、こんな感じ。 […]
棟梁から弟子へと伝えらてきた職人技術
日本には古くから木の家を造る大工の職人がいました。法隆寺が立てられたのが 1,300年前、昭和の大修理で檜に鉋(かんな)をあてると檜の香りが漂い、木はまだ生きているといわれました。さらに約6割は創建当時の材料のまま使われるという木の生命力と日本古来の技術があり、その技術は地域の機構や風土に調和したかたちで棟梁から弟子へと伝えられてきました。 昔ながらの職人の仕事がきっちり出来る大工がいてこそ、建てる事ができる家があり、『木と木の組み合わせ』による『伝統構法(伝統工法)』と呼ばれる建築構法がまさにそれです。現在、我が国では住宅のほとんどが木造軸組構法と呼ばれる方式ですが、伝統構法を簡略化・発展させた構法で在来工法(ざいらいこうほう)とも呼ばれています。伝統構法はわずかしかありませんが、尾上組が目指すのは、耐震性・耐久性にも優れるだけでなく、年月とともに趣が深まり、美しさとして熟成されていく、そのような家であり、そして日本の伝統建築を継承していくことが使命だと考えています。
伝統的な棟上げ
木が本来持つ特性を生かし、梁と梁とは継ぎ手で結び、込み栓を打ち込み、柱と柱は通し貫でくさびと込み栓で固めます。かけやを振り下ろすその音で、周辺へは上棟していることがわかるという、古き良き音なのです。
棟上げの映像はこちら日本建築の真髄「石場立て」
『石場立て』柱の根元をアンカーボルトで緊結せず、束石の上に乗せる構法。地震の際、地面が揺れても、緊結していないため建物だけが滑るように揺れを吸収し、受けるダメージが少なくなります。免振構造としての役割を果たします。
詳しくは健康志向のための発酵土
湿気を低減し、自然素材なのでシックハウスなどは無縁。断熱効果が肌で感じる程大きく、耐火性能・耐震性能も高い。手間・暇を掛けながら造り上げるのも、伝統工法の特徴であり、長工期になるが 100年先から見れば、一瞬のことでなないでしょうか。
詳しくは