だんだんと蒸し暑くなってきました・・・
以前から行きたかった淡路に行ってきました。
僕の見たかったのは、安藤忠雄氏設計の淡路夢舞台の中にある植物園に淡路出身で世界的に活躍されている
左官さんの作品です。
これは、造園家とのコラボだそうですが、土壁の中に植物が存在するモニュメント、独創的な発想に驚きました。
塗り厚もさることながら、壁でありつつも大地をも表現しているように感じました。
ただ平坦に塗るだけでなく土壁で表現し、影などの表情も楽しめます。
民家にもこのような表現が出来ないでしょうか?
左官の技術や知識が溢れていなければ無理でしょうか?
木と土で仕上げる伝統構法建築は大工と左官の融合でありますので大工と同様に左官も技術を高めなければ
日本の建築は衰退してしまうでしょう。
しかし、技術のある左官でも土を触れる需要は少なく技術を持続するのも困難な状況にあります。
土壁断熱からグラスウール(断熱材)などの安価な工業製品に押されているためです。
気候風土に適し健康面・耐久性・耐火性なども土壁が優れています。
ここで、伝統を継承する我々がこの技法を推し進めていかなければという責務にかられました。
ここからは安藤忠雄氏設計の夢舞台です。
コンクリート造は否定的だったのですがこの作品を見て、圧倒的な存在感に見とれてしまいました。
さすが、安藤氏。
半端ない存在感ではありますが周りを見れば自然と調和しているんです。
もう一度行って今度は一日散策してみたいです。