尼崎の家 刻み(大工がノミや、のこぎりで加工する)間もなく終了。
刻みが終われば、基礎(石場建て)に取り掛かります。
いま日本の建築の、おそらく95%以上はプレカットと言われる機械加工で、大工の技術を無くしても
家が建つ時代です。尾上組ではプレカットの実績はなく、大工が作る手造りの家を手がけています。
プレカットをしない理由として、「木の特性を考慮してない事」・「金物を多用すること」・
「高温乾燥材を使用すること」・「集成材が支流なこと」・「先人大工の功績を無視していること」。
気に入らない事が多いから・・・
伝統構法建築が万人受けするとは考えていませんが、家は機械が作るのではなく大工が造るのです。
手間・暇がかかりますが、後世にゴミを残さない「気持ちのいい家」を約束いたします。
このボール盤は最高に働きます。角鑿が、かわいそうなくらい。
薪ストーブ(焼却炉兼用)の役目もこれで最終になるか・・・
後は、仕上げて、養生して、サラシまいて、棟上げします。