90年前の棟札が戻ってきました。
初代 岩治の仕事です。
昔は副棟梁や木挽き(現在でいう製材)の名前まで書き残されていました。
しかし、残念ながら、この建物は立ち退きの為、取り壊されてしまいました。
90年と言いますが、まだまだ住めたのではないでしょうか?
伝統構法で建てた家は、移築も容易にできますし、一度やってみたいものです。
先代の仕事をリメイク(改築工事)したりできると考えるとわくわくします。
僕は四代目で、今後、尾上組が何代まで続くかは、わかりませんが僕の仕事を跡継ぎが
触ることがあると考えると、なんだか変な気持と、うれしい気持ちと・・・
尾上組の初代・二代目は、どう思うのでしょうかね?
お盆に、実家に行き仏壇に手を合わせ、長押にかかっている顔写真を見ていると
「まだまだ、精進がたらん」 と言われているような気持ちにいつもなります。
自分に喝を入れてやってまいります。
今後ともよろしくお願いします。