祝 上棟

                   祝 上棟

秋晴れの吉日に棟上げ(上棟式)が、とりおこなわれました。

どんな、棟上げでも、毎回、緊張・冷や汗の連続です。

3か月間、みっちりと刻み(構造材の加工)をして、その日を迎えるわけですが、ミスなく、すべての

部材が収まるまでは安心できません。

伝統構法建築の仕口は何百もあり、そのすべてが意味を持ちます。その一つ一つが耐力を分け合って

受け持ちます。

毎回、より複雑になって、組みにくさも、いままでで、一番でした。

墨付け段階では、想像できなかったことも、いくつか出てきて次回の課題になります。

毎回、これで良しと、棟上げに挑むのですが、伝統構法は奥深いです。ゆえに、面白いです。

石場立

伝統構法

足固め

大きな梁

大黒柱

大きな梁

楔

木組み

上棟

ウール 自然素材

上棟

なんとか、晴れの続いている間に大屋根の雨仕舞が出来ました。

今回、初めて採用したのが、施主さん希望の断熱材(ウール)です。

今まで、ウレタン(45ミリ)を使ってきましたが、より自然素材にとの思いですね。

工業製品を多用し資源の無駄使いが当たり前?の時代に我々は、さからっていかなくてはいけない。

伝統を守るとは、こういうことも、当然のことではないか?と考えております。

伝統構法を理解し、大きな財産である家を施主さんと共に建築できることに感謝いたします。

興味のある方は、ご案内致します。   TEL 090-2351-5465  四代目 尾上まで。

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