新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
寒さの厳しい今日この頃ではございますが、木材伐採には最高の時期になりました。
なんて思っていたら、大工さんに誘われて山に行ってきました。
100年生の桧が数百本真っ直ぐ伸びています。
丁寧に間引きもしてあるので、良いのが採れそうです。
まだまだ、木の事は、よくわかりませんが、100年生でこの太さだと、かなり目の詰まった良質材だ
というのは解ります。
立ち木を見る機会が少なく、これからの勉強課題ではありますが、山師には、中の色までわかるそうです。
土の質や気候、傾斜等、いろんな条件で育ちも違ってくるのでしょうか?
南面に生えて木は南側、北面に生えた木は北側に使えと、西岡棟梁がいっていました。
僕には、どっち向きに生えていたかなんて全然わかりませんが・・・
最後の宮大工と呼ばれた西岡棟梁の言葉に
「木の癖を見抜いて、それを適材適所に使う」
「木を組むには人の心を組め」
「木にはそれぞれ癖があり、一本一本違う。同じ山でも斜面によって変わる。材質も、堅い、粘りがあると様々で、木も人間と同じ生き物。功利的なことを考えずに、時間をかけてもええから、本当の仕事をやってもらいたい。ごまかしやなしに、ほんまの仕事をやってもらいたい。」
やってきた人の言葉には、重みがあります。
こんな風に大工をしていきたいです。
本年度もどうぞよろしくお願いします。