先日ある人に会いに山形まで足を運びました。
伝統木構造の会の大工棟梁剣持氏でした。
剣持棟梁は、卓越した伝統技術で建築をされる有名な大工さんです。
私にとって見習うところ満載でありました。
現場見学をしていくうちに剣持棟梁の大工である誇りまた使命感など刺激的に
痛感いたしました。 自分が恥ずかしくなるほどでした。
剣持棟梁の作品 NPO木の建築大賞受賞
この建物は、山形にある小学校です。
構造は非常に複雑で、釘・金物などにまったく頼らないまさに伝統工法である。
尺五寸(45㎝)もある柱にいくつもの方杖が差し込み形成されていました。
木と木が絶妙に支え合い大空間なのにずしんとした落着きが漂っています。
写真では、何度と見ていましたが、実物の存在感は別格です。
並の大工では、理解できない仕事です。
小学校など大規模な建物を木造で作るという地元住民の決定にも驚きました。
山形まで十時間の長旅の価値ありです。