新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
お正月は、福崎でも雪が降りました。
今年は、もう少し降りそうな感じです。
今年の最初の仕事は、大規模な修繕になっています。
築80年の古民家で、まず、屋根の葺き替えを行っています。と言っても屋根を取外し二階の階高を
伸ばそうとしています。昔の家は、こういった中二階(二階が低い)の家が多く現在では使い勝手が悪いです。
そこで、二階を居室にする為の工事です。
もちろん、すべてが意匠(構造が見える)おさめです。
木を組むことによって建物の剛性を高め、台風や地震に何十年も耐える事が出来ます。
やはり、伝統建築には金物は、必要ではないと考えておりますのでこういった仕事は必要になります。
古民家は、たいてい襖で仕切りますので、柱の数はしれていますが、壁も無いのに、自然災害に耐えてきています。
差し鴨居・足固め・土壁などの伝統工法によって、なされる技です。
欅の大黒柱は約30cmあります。100年先の未来へ残す仕事をしなければいけません。