先日の9月3、4日に開催された姫路ドリームフェスタ2016に参加してきました。
去年発足した、「築」KIZUKI(伝統大工集団)での参加です。
当日は、台風の接近が危惧され天気を心配してましたが、なんのその両日カンカン照りでした。
お客さんは、予想より少なく感じました。
しかし、「築」の大工たちが、鉋で、ひらひらの鉋屑(鉋花)を出せば、人だかりが出来ます。
興味津々な表情で、 ワー の歓声
気持ちよさそうに、大工たちは、鉋花を出します。
やってみますか?の問いかけに、嬉しそうにうなずき、鉋を手に、いざ挑戦
そうは簡単にはいきません。
何度も何度も、朝鮮しますが、大工と同じ鉋花は出ません。
そりゃそうです。
ここに集まる大工は、昔ながらの大工道具を使いこなし、若手といえども、ハイレベルの技術を習得しているのです。
一般の方と同じでは、メンツがたたぬ。
何年・何十年と、大工道具を手入れし、ここまで来ているんです。
しかし、そんなことはどうだって良い。
とにかく、本物の木(無垢)に触れ、香りをかぎ
何かを感じてもらえば、それで良い。
との思いです。
集成材では、この香は出ません。
逆な、悪いものが出そうな気がします。
しかも、集成材の方が価格が上ですよ。
そんなものを使いますか?
強度が強い?
最初だけだよ。
そのうち、悪臭を放ち、有害なものも出てくるはず。
その家に何年住むんだ?
僕たちの造る家は本物だよ。
伝統構法というのは技術だけではなく、何で造るかも含めて重要です。
生きた材を使わなければ、その先はありません。
この思いは、共有しています。
伝統構法を未来へ・・・
創業100周年記念感謝イベントの開催が決まりました。
当日は、伝統構法のミニチュアモデルの展示や、実際の上棟の様子をビデオで上映し、大工の職人がその建築の特徴などについてご説明します。
また、ミサイルマンさんをゲストにお招きしてのお笑いショーや、尾上組ならではの木組みパズルのタイムアタック競技などを行い、来場者の方に楽しんでいただこうと思います。
飲食コーナーなども設置しておりますので、どうぞご期待下さい。