尼崎現場の軒が出来ました。
現在の在来工法の多くは、予算削減なのか?軒が浅く僕には違和感があります。
日本人の美意識の中には、文金高島田の様に屋根を大きく見せるのが美しいと聞いたことがある。
お寺などは、そのことを象徴しているのではないか?
また軒の深さによって、建物のバランスだけでなく、日射の取り込み等も決まってきます。
最近では、切妻が多くなってきたものの、「大工と雀は軒下で泣く」この言葉の様に軒廻りの仕事は
楽ではないが面白い。出来上がったものを毎日下から見上げ上手くいったことや反省点
を次回につなげていく。毎回100点とはいかないが、進歩して行くのは重要だと考えています。
伝統を重んじながらも、日々新しいことに挑戦していかなければ発展は有りませんので・・・
今回は久しぶりに、流れが長かったので、垂木を継ぎました。
台持ち継です。ほとんど見えないところもしっかりやっていきます。