炎天下の基礎工事が、終わりまして、仕上げ段階です。
土壁を施工するので汚れ防止と、長期工期に備えて、日焼け止の意味もあります。
クラフト紙をふのり(海藻)で巻いていきます。
30分ほど炊いて、ふのり(海藻)を溶かします。
程よい接着の糊が出来上がります。
それを、紙に塗って、木に巻いていきます。
この作業をする大工さんも、極めて少なくなっているでしょう。
手間がかかりますので・・・
手間をかける意味があると思っております。
こんな感じで、尾上組にとっては、ごく普通の光景ですが世間では絶滅しかけています。
先人の教えと、継承を使命としておりますので、簡略化ができない作業か?
そんな中で、新しい試みや、新しい木工機械などを導入しながら、出来るだけコストを抑えた
伝統工法建築の実現を日々模索しながらやっております。
この案件は、名塩ですが、建て方を月末から行う予定となっております。
真剣に伝統構法建築をお考えの方の見学を歓迎致します。
見学希望の方は、ご連絡ください。
℡ 090‐2352‐5465 四代目 尾上まで。