先日、山に入ってきました。
森が、生きているのが、よく分かります。
太陽に向かってまっすぐ、すくすくと成長する植物たち。
誰に教えられることもなく。
ところが、これは、あくまでも好条件な立地の場合である。
山には、南向き・北向き、また西・東と方向によって、まったく違った育ち方をしていま
した。
北側になんか入りますと、陽が入らず、ジメジメとしており、まっすぐ・すくすく伸
びた様な木は、1本として、ありません。
なにか不気味な印象さえ与えられます。
そんな中で、生まれた木(植物は移動することが出来ません)は、一生懸命に生きてい
ます。
崖に生えた木なんかは、横に出たかと思えば、そこから、光を求め、たくましく伸び
るのです。
生命の力強さを痛感します。
こういった木は、材木としては使いにくく、敬遠されがちですが、こういった木でし
か出来ないこともあります。
悪条件(植物にとって)の立地(環境)でも懸命に生きる。 そんな精神を教わりまし
た。
植物・動物(人間)は、共通していますね。
また、こういった材木も使ってあげれるよう建築に携わって行きたいと考えます。