自然の恵み

日本は、資源が少なく、ほぼ輸入に頼っているみたいですね。

しかし、おひさんは、地球に平等に降り注いでくれます。

原発事故以降、自然エネルギーが見直され、太陽光発電は、かなり普及しています。

この前久しぶりにとおった道では、こんなことになっていました。

 

 

 

地形利用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダムの斜面を利用しています。

確かに考えれば、かなりの有効利用ですね。建物の屋根もそうですが傾斜があり

それが、太陽に向いていれば効率よく太陽の光を受け電力に変換するんです。

 

伝統的な建物には、あまり映らないかもしれませんが、取り入れる方向で考えることは

だいじなことですね。

古き良き伝統構法も時代に合わせ変化していくことも必要と考えています。

でも、このシステムが、役目を終えたときは、考え深いものがあります。

「形あるものすべて壊れる」   確かにそうで太陽光発電システムも同様。

急激に、普及したもので、かなりの空き地が太陽光発電で埋められていっています。

これは少し異常かもしれません。

日本の田園風景に機械的なものが、点々と設置されているから・・・

太陽光の寿命(30年?)の間に解決しないといけない問題はあるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はるうらら

ようやく春めいてきました。

尾上組では、現在、刻み(棟上げ準備の木材加工)もおおかた終わりで
後は、仕上げ鉋かけが終わると、いよいよ棟上げです。
無垢材のきざみ
伝統構法
自然素材
建て前準備は、着々と進んでおりますが、その他もろもろが遅れ気味で
建て前が少し遅れそうな感じです。
そもそも、手間暇をかけた家つくりなので、多少の遅れは想定内です。
計画から竣工までは、どんなにうまく早く行ったとしても半年は、かかります。
材料(木材)養生(自然乾燥)から入れると、一年はあっという間に過ぎてしまいます。
共存
壁土の準備として、屋根の葺き替えをした現場の屋根土を再利用しようとしています。
100年近く屋根土(瓦を屋根にくっ付ける)の役目を終え新たに壁土として、よみがえるんです。まさにエコロジーではないでしょうか?
自然素材で作り上げるという事は、ゴミを出さないという事で、こういった再利用は
常に心がけなくてはならないと考えております。
見せかけのエコではなく本質的に物事をとらえなければならないと考えています。
自然界に存在するもの100%で作るのが理想ですね。
土壁の様子を見ていると、頻繁にカラスが寄ってきています、何をしているのか
しばらく観察してますと、土に混ざっている藁をつまんではどこかに運んでいます。
これは、カラスの巣造りの材料なんです。    たぶん・・・
カラスも家つくりをやってるんかな――?
リサイクル
水を足しながら、トラクターで練りもうしばらくの出番待ちといたします。

新宮楽市楽座

新宮で開催されました楽市楽座に商工会青年部にて参加してきました。

 

 

新宮楽市楽座

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日は、風がきつく午前中は、寒かったです。

出展内容は、青年部で開発致しましたもち麦入りキーマカレーです。

福崎特産のもち麦を、キーマカレーに混ぜ込んだ青年部渾身の一品

でしたが、残念ながら完売には至りませんでした。

もち麦は、コレストロール低下に働きがあり、健康食品としてもいいのですが

いまいち認知度がないのか、立ち寄ってくるお客さんは少なかったです。

隣では、神河町青年部が自然薯のだしとろろをバンバンヒットさせておりました。

午前中での完売で悠々とランチタイム。

福崎町青年部も負けてられないと、呼び込み・試食など思いつく策で懸命に

アピールしましたが・・・・・

敗因は、いろいろあるものの、地元に帰りいつものすし屋で、反省会。

来年に向け、さらなる開発をかけ、リベンジとなりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

町家見学

 

まだまだ寒い日が続いていますが、今年の寒気は、ひつこいですね。

 

この前、姫路町家再生塾の見学会に縁あって行ってきました。

当日は、京都で町家を再生している大工さんと左官屋さんも御一緒できることになりました。

京都は、町家再生の本場。かなり工事がでるそうで、経験も豊富で、大きな刺激を受けました。

大工さんは、僕と同世代(30代半ば)でしたが、知識も豊富で、またどこかで一緒できたらいいのに・・

 

網干の古民家で感じた事ですが、やはり伝統建築は、夏向きに造られているなーーという事です。

 

 

欄間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、縁側の欄間なんですが、完全に空いています。

風はもちろん、太陽の光、時には雨もはいってくるでしょうか?

現在の在来工法は高気密住宅で、隙間ひとつ許されませんが、昔は換気などしなくても

空気の入れ替わりは自然に行われていましたね。

でもちょっと、寒いかも? それよりも、彫刻の美しさに見入っていました。

 

 

 

空気抜き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この写真で注目してほしいところは、屋根の一番上のアンテナが乗っているところ。

この下には、炊事場があり、昔は火を起こしてご飯を作っていたのでその煙の抜ける道です。

温い空気は、上昇しますので、自然とその隙間から抜け、換気されます。

そして室内の天井はすすで真っ黒になりますが、防虫効果を発揮します。

出るばかりではなく時には、雪がひらひらと入ってくるそうです。

これを風情と見る、そんな心のゆとりが必要です。

 

やはり、冬には、厳しいでしょうか?

でも、昔の家は、非常によく考えられていて、壁は少なく襖で間仕切られ、襖を外すと

大きなワンルームで、いろんな使い方が出来ます。

また両端の掃出し窓を開けますと生きよい良く風が通り抜け、夏は、快適でしょう。

いろんなことを感じますが、伝統的なものを守りつつ、現代に合わせながら、家を建てていく

そのためには、この様な見学会・勉強会に積極的に参加して、勉強していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土壁プール

荒壁土用のプールを建設中です

土壁プール (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土壁は寝かした方が、よいという事で、造ってみました。

前から、考えてはいたんですが、今回、屋根土の古材が手に入ったのをきっかけに

造りました。

エコと言いますか、資源の再利用ですね。

土を入れて水を張ります。それに屋根土はすさが少ないので畳を切って入れろ

と京都の左官さんに教えてもらいましたので、古畳を調達してこようと考えています。

これもまた、エコロジーではありませんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石場立伝統構法

今年も寒さがピークでしょうか?

外仕事は、寒さとも戦いです。

現在、二部屋ほどの、石場立伝統構法で、建築中です。

いつ建てても、かけや(木槌)でたたく音は、良い音色です。

コンコンと部材が競り合い込栓を打ち込むことで、ピッタリと吸いつけ合う。

伝統技法の精密さと、見た目の美しさは、作り手側も、納得です。

 

 

 

伝統構法石場立

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然素材の家

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然のものをごく自然に、木組みを多用し、構築していく伝統構法。

大工にとっても、棟上げは、仕事で一番緊張する工程ではないでしょうか?

しっかりと棟が収まったときの安堵感は、格別です。

次回、棟上げは、4月に予定しています。刻み加工が始まりです。

謹賀新年

 

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

お正月は、福崎でも雪が降りました。

今年は、もう少し降りそうな感じです。

今年の最初の仕事は、大規模な修繕になっています。

築80年の古民家で、まず、屋根の葺き替えを行っています。と言っても屋根を取外し二階の階高を

伸ばそうとしています。昔の家は、こういった中二階(二階が低い)の家が多く現在では使い勝手が悪いです。

そこで、二階を居室にする為の工事です。

 

瓦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古材

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土台

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伝統構法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木組み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、すべてが意匠(構造が見える)おさめです。

木を組むことによって建物の剛性を高め、台風や地震に何十年も耐える事が出来ます。

やはり、伝統建築には金物は、必要ではないと考えておりますのでこういった仕事は必要になります。

 

大黒柱

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古民家は、たいてい襖で仕切りますので、柱の数はしれていますが、壁も無いのに、自然災害に耐えてきています。

差し鴨居・足固め・土壁などの伝統工法によって、なされる技です。

欅の大黒柱は約30cmあります。100年先の未来へ残す仕事をしなければいけません。

 

健康素材で建てた伝統工法(伝統構法)の家 兵庫県姫路市

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リビングルームと一段高い和室

構造となる木も、部屋の床の木も天井の木も、柱と柱をつなぐ壁面の塗り壁も、すべて自然素材。健康にこだわった素材で建てた伝統工法の家です。
玄関から家のなかに入ると、木の匂いがしてくる、そんなリラックスできる住宅です。

 

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ロフトから

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リビングルームの向こうにウッドデッキ

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システムキッチン

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洗面ルームと洗濯機置場

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塗り壁に記念の手形を

自然素材の壁

自然素材の壁

墨壷

仕事納め

本年、最後の仕事は、これで終わり。

屋根替えの材料。

 

伝統の木組み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伝統構法の家は、ダイナミックな木組みが特徴なので、丸太を使い、頑丈に組み上げる。

そんな昔からの技術で、尾上組は現在もなお手造りで行っております。

今年は、仕事も順調で、伝統構法の勉強会もあり、実りある年でした。

大工職人も増えることができ、職場も活気ずいております。このペースを乱さぬよう来年も邁進していきます。

 

お正月は、五日までのお休みをいただいています。

それでは、よいおとしを・・・

風、抜ける家 石場建の家 兵庫県神崎郡福崎町

 

礎石

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

礎石の上に乗っているだけ。柱と礎石がピッタリくっつくと柱は自立します。

根固め

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足固め

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の石場立仕様では、礎石の上に土台を敷き並べて、より足固めを強固なものと、期待してます。

 

土壁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、尾上組では 「木と土の家」 なので、土壁施工

石場立

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

床下は、風がビュンビュンと通り抜け湿気が溜まる要素0。

底冷え防止の断熱材はウレタンを使用してます。