今日は、休日返上で棚板造り。
いつも通り、接着剤なしの無垢板です。
幅400㎜なので、一枚板では、反りや割れの危険があるので、二枚の剥ぎ合わせです。
出来上がりは、こんな感じ。
各材料に、溝を掘って堅木を差し込みます。
組み込むと、蜜蝋ワックスの出番です。
この蜜蝋は、近所の養蜂家にお願いして特別に作ってもらっています。
このやり方は、手間がかかりますが、気に入っています。
4時半の、日の出。
雲一つなく、今日も暑くなりそう・・・
皆さん体には、ご自愛くださいませ。
梅雨の中休みか?
今日は天気も良く湿度が低い感じがする・・・
日本の暑さは、高温なだけでなく、何と言っても湿度である。
暑さのことを考えると、毎度20年前に、ラスベガスに行ったのを思い出します。
砂漠地帯で気温は毎日40度を軽く超えていました。
しかし、不快感はなく、汗もかかない。
これは、間違いなく湿度の問題なのでしょう。
相当、低かったと思われます。
なので、日本でも、湿度が低ければ、さほど不快ではないかもしれない。
そういう課題を考えると、住宅でも調湿作用のある素材でと考えざるを得ない。
日本での住宅のあり方として
①調湿効果のある自然素材で造る(土壁)
②暑い日差しを遮る深い軒。
③幾度の地震に耐えれる柔軟な構造(伝統構法石場建て)
④土に還るもので造る(環境問題)
⑤風景に溶け込むことができる外観
などが必須であって欲しい。
さて、作業場では、名塩現場の刻みが中盤です。
現場はこんな感じです。
土地を造成し、間もなく基礎工事を着工します。
尾上組では、出来るだけ既製品の家具は取り入れないようにしてます。
システムキッチンなどは、デザインや性能が良くても、その中は薄いべニアなどでできているため
なんだか違和感があります。それに無垢の家には無垢の家具です。
なので、総檜もしくは総栗の素材で造ったキッチンを採用することが多いです。
天板には、石屋さんに作ってもらった白御影石を乗せました。
世界に一つだけのキッチンカウンターです。
キッチンだけでなく、洗面台や下駄箱、テレビ台など、出来ることは何でもやっていこうと考えています。
既製品に合わせるのではなく、家に合わせて家具を作った方が納まりは良い。
手造りなので、あらゆるご要望に対応します。