茅葺きの建物で、40年前に移築されたものです。
全体を大きな角材で強固にかためて持ち上げるお仕事です。
梁は太く、くねくねと曲がっています。全体は、囲炉裏で燻されて真っ黒になっています。
まことに風情があります。
冬はちょっと寒いでしょうが、たくましさを感じます。
こういった建物を触れて大工冥利に尽きるとはこのことでしょうか。
一箇所持ち上げるのも、非常に手間の掛かる作業です。
現実には民家としてではなく、みたき園と言う山菜料理のお店です。
茅葺きの他に、杉のきの皮を屋根、壁に施した棟がいくつかあります。
私も、小さいころこのみたき園に何度か連れて行ってもらいました。
川も流れていて、ヤマメ釣りも楽しみました。ほんまにええとこです。
みなさんも一度立ち寄られてはいかがですか。 店開きは春頃だそうです。