地盤調査認定試験

  先日、年1回の地盤調査の調査員認定試験http://www.vic-ltd.co.jp/があり、

東京(御茶ノ水)まで出張してきました。

液状化対策 
  
 この試験への参加者は、年々増えつつあります。

 最近では、東北の地震での液状化災害などで、建築主には、地盤に対する不安もあるせいか

地盤調査依頼が増つずけているとのことです。

 また、近年では、地盤調査は建築工事の必須になりつつあるでしょう。

 確かに、地震が来たとき地盤の状態により、建物に地震力が加わるパワーが格段に違ってきま

す。建物の造り(硬いか、柔らかいか)によっても大きく変わります。

    硬い建物には、   柔らかい地盤

    固い地盤には、   柔らかい建物

      が最善の相性です。

 いくら、強い(硬い)住宅を、建てようとも、地盤との相性が悪ければ、地震による

被害は、大きくなってしまうのです。

 住宅(家)を、建築するとき、建物と地盤は、総合的に配慮しないといけません。

 オノウエハウスでは、このような問題に対し、地盤には、表面波地盤調査

建物には、動的耐震診断と言うように、いかに住宅(家)を長持ちさせるかという事に

取り組んでおります。

 家を建てるということは、こういった事も慎重に考える必要があります。

    

古民家再生中です。

          
                  現場は、鳥取県八頭郡智頭町
 
茅葺き 

沈下修正

      茅葺きの建物で、40年前に移築されたものです。

根がらみ

  全体を大きな角材で強固にかためて持ち上げるお仕事です。
 
 梁は太く、くねくねと曲がっています。全体は、囲炉裏で燻されて真っ黒になっています。

 まことに風情があります。

 冬はちょっと寒いでしょうが、たくましさを感じます。

 こういった建物を触れて大工冥利に尽きるとはこのことでしょうか。

 ジャッキアップ 

    一箇所持ち上げるのも、非常に手間の掛かる作業です。

   現実には民家としてではなく、みたき園と言う山菜料理のお店です。

 茅葺きの他に、杉のきの皮を屋根、壁に施した棟がいくつかあります。

  私も、小さいころこのみたき園に何度か連れて行ってもらいました。

 川も流れていて、ヤマメ釣りも楽しみました。ほんまにええとこです。

 みなさんも一度立ち寄られてはいかがですか。  店開きは春頃だそうです。

製材所って魅力あるねー

        今日近所の製材所に行ってきました。

製材所 

  近年こういった製材所は、究極に減りつつあります。
 製材所は、すごく魅力があるんです。背丈ほどある大木を帯鋸が活きよいよく走っていくのです。
 大木が見る見るうちに規定寸法に製材されていきます。すごい迫力です。
 現在の住宅は、こういった無垢の素材は、新建材に押され採用頻度が減っています。

             なぜ?

  木材は、生きています。そのため、ねじたり割れたり、無垢の材料を扱うのは、ある程度
 経験が必要になります。  そんな経験が無くても家が建ってしまうのが問題なのかなー?
 まして、製材職人は、木を見る目が非常に大きく関係してきます。挽き方によっては木を殺してしまうのです。
 きわめて難しい仕事です。

背丈ほどある帯鋸 
  >職人
 
       楠の大丸太を四寸(120ミリ)にスライスするのです。

 四寸 

  こういった木は、製材してすぐに使えるわけではない。
 まだまだ、1年以上は、陰干ししなければいけません。
 こういった暇を掛けてこそ魅力のある住宅が、出来上がるんです。家一軒に何十人もの建築職人が
 たずさわる。  まさに木組みは人組みだと思います。

       ついでに、栗の木も製材してもらいました。

職人技 

職人芸 

 これは、土台(120ミリ×100ミリ)に使います。僕は、1本しか取れないと思っていましたが
 製材所の社長は、2本は取れるって。  結果3本も取れました。  僕に見る目は無かったみたいです。
  職人ってのはすばらしい仕事です。  僕はもっと精進しないと駄目みたいです。 

構造見学会 開催

     先日、加古川で伝統工法の構造見学会を開きました。

頑丈な家   

  構造に興味のある人は、極端に少ないのでしょうか?

 現在の住宅は、構造(骨組み)は仕上がってしまえば、ほとんど見ることは出来ません。

 まして引渡しまで拝見できないような住宅会社では、構造(骨組み)に、どんな材料(木材)が使われているのか

わからないでしょう?

              小屋組みすべて化粧です。
9寸の地棟 

 オノウエハウスは、この構造(骨組み)こそが重要で、言わば棟上(上棟式)までの<刻み>(手刻み)での仕事

こそが大工の仕事と考えている。

 近年では、プレカット加工(コンピューターによるオートメーション加工)が支流で職人の手が掛からない

ようになりつつあります。

 プレカットでは、マニュアル以外のことは、出来にくく、まして伝統工法建築の刻みなどできるはずは

ありません。

 オノウエハウスは、この刻みの工程に2~3ヶ月は、掛かります。これだけの手間をかけてこそ伝統工法

(頑丈な家)が誕生するのです。   ちなみにプレカット加工では、1日でしてしまうそうです。

              迫力満点9寸の地棟
昔ながらの仕方 
        
              オノウエハウス独自の耐力壁
 耐力壁 
       
みなさんも、住宅の構造に1度興味を持っていただけたら、また家の見方が変わると思います。それから

どのような家を建てるのか考えてみるのも良いと思います。

産業祭に出展

           産業祭に出展

動的耐震診断機

 11月五日、福崎町産業祭に出展してきました。

小雨の降る中の初めての出展だったのですが、地元の方にオノウエハウスの取り組みをPRできる場と考えてのことです

出展品目は、動的耐震診断機・地盤調査機です。

この機械は、実際に建物を加震(震度1程度)し、どの位の変位があるか計測するもので、建物の硬さ・バランスを確認で

きるものです。

 経験や勘で判断するのではなく、数値として、施主様に報告することが出来ます。

耐震偽造事件以降、耐震補強工事が騒がれる中この動的耐震診断は必要不可欠ではないでしょうか?

尾上組有限会社では、<オノウエ耐震・地盤調査事務所>を開設し、耐震診断・地盤調査業務を行っております。

家の耐震問題に、不安のある方は、ぜひご一報を。

祭り屋台がオノウエハウスにやってきた。

      オノウエハウスには、毎年秋祭りの日に祭り屋台がきます。

木組みは人組み 

 本宮の日暮れ例年のごとく太鼓を響かせやってきました。私も氏子として祭りには参加するのですが、

地域の住民全員が参加して、老若男女がふれあう行事は秋祭り位でしょうか。

 こう言った行事でふれあうことで、地域住民が結束し、また東北の大震災などでも隣近所で助け合いが

できるのもこういった地域行事が非常に大きな意味を持っているでしょう。

 希薄になりがちな現代ではありますが、オノウエハウスはこういった人と人のつながりが

大切ではないか?と考えます

           この地域特有の祭り光景です。めずらしいでしょ。    

地域行事 

壁塗り体験

     

       交流広場完成記念に児童による壁塗りを、体験してもらいました。

 今では、めっきり採用されるのが少なくなってきている土壁です。
オノウエハウスは土壁こそが、高温多湿な日本の気候にもっとも適していると考えます。
土壁には調湿作用、断熱効果が非常に高く、また耐火性にも優れています。

オノウエハウスは、現代支流の断熱材(グラスウールなど)には興味はなく、あくまでも自然素材にこだわり土壁を採用します。

 この土壁は屋根替工事の際におろした屋根土を再利用したものです。ゆうに100年は経っています。近年では、廃棄してしまうのが多くなっていますが、オノウエハウスは、資源として扱います。もっともその古ささえも再利用することで土壁に粘りをもたせ、より強度が出ると考えます。子供たちに土壁の必要性を感じてもらおうとひらいたイベントです。

 まず架台作ることから始めました。土台に柱をのせ、込み栓でとめる。そして柱と柱を貫で貫通させクサビで固める。少し前までは、当たり前にあった日本建築の姿です。込み栓を打つ音と子供たちの笑い声が響き渡り非常に心地よい時間を過ごせました。オノウエハウスが望む建築の姿です。

 後は土壁の下地を竹で編んでいきます。私も子供のころよくこの手伝いをしました。そしていよいよ土壁をぬります。コテ板を持ちその上に土壁を乗せ、コテで塗るわけですが、そう簡単にはいきません。子供たちは思い思いに考えコテを上から下ろしてみたり、下からなで上げたり考えながら土壁塗りを、楽しんでいました。

 この子供たちが大きくなり家を建てる時が来たなら、流行の住宅ではなく、木と土の家を選択してくれること
オノウエハウスは、願っております。 

本漆喰造り 伝授

    オノウエハウスは、頻繁に本漆喰を施工します。

  今回は、県民交流広場の内装、外装に本漆喰を塗り上げました。

 現代では、漆喰でもふのり(海藻から出来た自然素材)をいれないインスタント(水で割って練るだけ)の漆喰

が多いと思いますが、オノウエハウスでは、本漆喰にこだわります。

ふのり伝統 
  本漆喰にすることで特に外装では、防水性・耐久性が抜群に向上します。オノウエハウスは、

長寿命住宅を常に心がけていますので、いかに長生きできる住宅か、いつも模索しています。
 
30年(一世帯)で家を建て替える時代になりつつある今日、時代に逆行していく伝統工法建築に

誇りを持ち受け継いでいくことが、オノウエハウスの使命ととらえています。

    今回は、景観にあわせて本漆喰に色粉をまぜました。
色石灰

集成材と無垢材

オノウエハウスでは、伝統的な建築工法を取り入れており使う木材には、特にこだわっています。
そのほとんどが、無垢材と呼ばれる、原木から角材や板を直接必要な寸法に切り出したものを多用しています。

とはいえ、一般的には、集成材と呼ばれる木材が使われているのが主流です。

当社が加盟している「伝統木構造の会」の会長 増田一真氏は、集成材のデメリットを次のように述べています。

1.無垢材の耐用年数は千年以上もあるのに、集成材の寿命は接着剤で定まるため、おおよそ百年以下である

2.接着剤の劣化に気づかないでいると、ある日突然構造体が空中分解して崩壊する大惨事を招きかねない

3.接着剤が人体に有害なガスを発生する

4.加工する際、普通の道具では刃こぼれしてしまう

5.廃材処理に多大なエネルギーを使う

6.再利用しにくいため、木材利用率を低下させる

7.投下した設備投資の償却と独占価格のため、高価である場合もおおい

8.集成材化に伴う加工の工場化は、無垢材による大工への仕事の流れを根本から変えてしまう

増田氏は、上記を「集成材禁止提案」と言われていますが、オノウエハウスもこの考え方に同意しておりますし、日本古来の大工の仕事を継承することを使命としていますので、今後も無垢材を使っていきたいと思います。

無垢材

ホームページを公開いたしました。

ホームページを公開いたしました。

当社は、創業90年以上の建設会社です。
私は、四代目棟梁の尾上結希と申します。
かなり古くから建設業をやっているのですが、日本に古来からある木造建築を継承して、家を造っております。

いわゆる伝統構法とよばれる建築になります。
建築中の様子をよくみますと、他でよく見られる在来工法とは違う部分があることに気付かれると思います。

金物ではなく、木組みで組み合わせていくことが大きな特徴です。
詳細は、「伝統構法とは」のページをご覧いただければと思います。

この伝統構法、耐震強度に優れ、また長寿命も実績としてあるのですが、まだまだ認知度は低いと思わざるをえません。

まず、伝統構法を行なっている建設会社が非常に少ない事、つまり大工さんも少ないということになります。

では、なぜ伝統構法を行なっている建設会社が非常に少ないかとなりますと、建築確認が通常より時間がかかるということがあるのかもしれません。
そして、工場でのプレカットで材料を調達するのではなく、「ノミ」と「かんな」で木材と日々向き合っています。非常に手間がかかります。^^;
そのため採用が避けられてしまうことが多くなってしまっているのでしょう。

しかし、4世代職人大工一筋の我々にとって、このすばらしい日本伝統の建設様式を廃れさせてしまうことがどうしてもできません。
この建築の特長や魅力をみなさんに知って頂きたく、ホームページを公開することになりました。

もちろんホームページの作成は自分ではできませんが、「最新のお知らせ一覧」にて更新できる仕組みとなっているので、大工としての思いや、いま取り組んでいる現場でのことなど、自分なりに更新していこうと思っております。

どうぞ宜しくお願い致します。